フードプロデュース
飲食店においては、特に料理のクオリティが重要ですが、単に味がおいしいだけで完成ではありません。
飲食店における料理のクオリティとは、
- 1.味(風味・旨みのバランス・調和、彩り、香り、温かさ・冷たさ)
- 2.見た目(盛り方、飾りつけ、適切な量、仕上げ)
- 3.価格(味・量とのバランス)
料理の味・見た目は、お店創りの最も重要な要素となりますので、一番多くの時間と手間をかけて納得できるものに仕上げなければなりません。
そもそもお店で出される料理に満足しないお客さまのリピートは期待できないものです。
新鮮な素材の持ち味、素材同士の彩りや旨みのバランスを充分に考慮して、おいしい料理をよりおいしく感じていただけるように適度な飾りつけで彩を加えながら丁寧に仕上げることは常に優先しなければならないテーマです。
価格については、特に味やボリュームとのバランスを考慮しなければなりません。価格設定は、材料原価がひとつのベースとなりますが、お客さまに満足していただけ、かつ店舗を維持できる設定をしなければなりません。
これらは、試作時に充分なクオリティで作ることができる場合でも、注文が多く入るとクオリティが落ちる場合があります。
しかし、お客さまはお店の料理やサービス、そこで過ごす時間にお金を払っているので、厨房やホールスタッフの忙しさなどまったく関係ありません。
満席が長く続く状態であっても、クオリティを落とさないようなオペレーションとスタッフ心がけや気配りを忘れてはなりません。